世界の国々の暮らしと文化 vol.7 〜イタリアのかかとプーリア〜
私たちの身近には、様々な国で多くの経験をして帰国された方が驚くほど多くいらっしゃいます。日々のたわいないおしゃべりの中では、なんとなく聞きそびれていた、それぞれの経験、彼の地の人々の暮らし、文化芸術のことなど、あらためて機会を設け、じっくりと聞いてみたいと思います。たくさんの写真を見ながら、そして、その国の料理をご一緒に作り・味わいながらのお話の会です。
不穏な動きを見せる世の中だからこそ、様々な価値観や、他の文化を知ることが、これまで以上に大切になっているように思います。
今回は変則的に、イタリアに生まれ育ったあと、日本に住まれたアレッスィオ・ラ・ペンナさんにご登場願います。今年の夏にご家族で里帰りされたばかり。どんなお話がうかがえるでしょうか・・・。またパートナーの久保 美沙登さんにも、イタリアのアートやファッション文化についてお話を聞きたいと思います。
Alessio la Penna(アレッスィオ ラ ペンナ )
南イタリアのプーリア州、マフレドニア出身。大学時代は、ボローニャで過ごす。卒業後、ミラノで仕事をしており、今はイタリア/日本でも、iPhoneのアプリのプログラミングを仕事にしています。
久保 美沙登(くぼ みさと)
就実短期大学准教授。ファッションデザインや、服飾史などを教えています。2023年には『青少年アート実験室アップサイクルプロジェクト×Cross Clothe』のアートイベントをおこないました。
日時:2024年10月26日(土曜日)
16:00〜18:00 クッキング(ご希望の方)
18:00~19:00 お食事
19:00~20:30 お話と質疑応答
場所:IDEA R LAB 倉敷市玉島中央町3−4−5(駐車場あり)
料金:2500円(お料理込み)
定員:20名
申し込み方法:mail@idea-r-lab.jp 宛に、参加者全員のお名前・ご住所・mailアドレス・緊急連絡先としての携帯電話番号をお送りください。インスタグラム(idearlab2020)へのメッセージでもお受けいたします。
ラ・ペンナさんより:
イタリアは、ワインやチーズ、オリーブなど日本に馴染みのある食材も多くありますし、また、いろいろなローカル食材もあります。私の、ラ ペンナ(la Penna)という小文字の冠詞がつく姓は珍しく、the Pen という意味です。ペンネというパスタは、ペンの形で、ペンの複数系を意味しているんですよ。
今回のクッキングメニュー(予定)
*オレッキエッテ
オレッキエッテは、イタリアのプーリア州の地域を代表する耳形のパスタです。その名の通り小さな「耳(orecchie)」に似た形をしています。みんなで手作り生パスタ作りに挑戦しましょう!
私は小さい頃、おばあさんの手伝いで、よくこのパスタを作っていました。
プーリアとは・・・
(プーリア州、イタリア語:Puglia)は、イタリア共和国南部にある州。州都はバーリ。 しばしばブーツに喩えられるイタリアの「かかと」に当たる地域。プーリア州はイタリアのブーツ型の国土のかかと部分にあたる、イタリア南部に位置する州で、白壁の街並みが広がる丘上都市、何世紀もの歴史を刻む農地、数百キロにもおよぶ地中海の海岸線が有名です。州都バーリは活気に満ちた港町で、大学町として栄えています。レッチェの街はバロック建築が多く見られ、「南イタリアのフィレンツェ」と呼ばれています。アルベロベッロの町やイトリア渓谷には、円錐型の屋根が特徴的な石造りの小さな住居「トゥルッリ」が立ち並びます。食材も豊かで料理の美味しい地域として人気があります。
季節の色を染める+味わう 秋編〜栗と刈萱〜
IDEA R LABの庭には樹齢80年の栗の大木があります。
毎年、沢山の実をつけ、色々な食べ物になって、私たちを愉しませてくれています。
残滓でもある栗のイガはこれまで、まとめて廃棄していました。
染色家である戸田露子さんが、この庭に立ち寄られた際に、この栗のイガで染め物をしましょう!と提案してくれました。IDEA R LABらしい、捨てられる素材を使っての草木染めです。媒染を2種用意するので2色の染めができます。また、せっかくなら、草刈りの対象になるカルカヤでも染めてみましょうという事にもなり、さらに2色がバリエーションとして加わります。
染めに使うのは、お一人につき絹100%のロングストール2本。まとめて身につける時の、色の組み合わせを考えるのも楽しいですね。
戸田さん談
「京都と玉島では同じ植物でも、色が違うかもしれません。それが面白い草木染めの世界なんです。」
お昼を挟んでの作業なので、栗のお料理も少々。秋の季節の色と味の両方を満喫しましょう。
日時:10月14日(祝・月)10:00〜15:00
定員:10名
参加費:お一人7000円(ストール2本 *写真をご参照ください、他材料費、食事代込み)
*前日および当日のキャンセルは、参加費をいただきます。
申し込み:mail@adminお名前、メイルアドレス、ご住所、緊急の連絡先としての携帯電話番号をお送りください。
持ち物:台所用ゴム手袋
汚れても良い服でいらしてください。
場所:IDEA R LAB 倉敷市玉島中央町3-4-5 駐車場あり
講師:戸田露子
岡山大学特美(洋画)卒
学生時代、染色に興味を持ち、越中和紙に染料・蝋を使って描く”和紙染め絵”を制作発表。1964年から約30年京都南山城町に住み、京都染色学園にて伝統染色(友禅・ろうけつ・型染)を学ぶ。染色家志村ふくみさんの「植物が美しい命の色を下さる」という言葉に感動。四季折々の自然豊かな山城町の植物で草木染めを続けてきた。現在、乙島在住。
世界の国々の暮らしと文化 vol.6 〜ブラジル〜
世界の国々の暮らしと文化 vol.6
〜ブラジルの音楽と暮らし〜
私たちの身近には、様々な国で多くの経験をして帰国された方が驚くほど多くいらっしゃいます。日々のたわいないおしゃべりの中では、なんとなく聞きそびれていた、それぞれの方の経験、彼の地の人々の暮らし、文化芸術のことなど、あらためて機会を設け、じっくりと聞いてみたいと思います。たくさんの写真を見ながら、そして、その国の料理をご一緒に作りながら、味わいながらのお話の会です。
不穏な動きを見せる世の中だからこそ、様々な価値観や、他国の文化を知ることが、これまで以上に大切になっているように思います。
ドイツ、キューバ、チリ、フランス、タンザニアに続いて、6回目は南アメリカ大陸のブラジルです。 ギタリスト、歌手&作曲家として活躍されているフェリーペ・ナカムラさんによる、夏の宵にぴったりのボサノバの演奏とお話です。現地に暮らし、フィールドワークを続けられていた頃の、小学校での珍しいエピソードなどもお聞き出来そうです。暮らしと音楽と踊りが渾然一体となっていそうな国、ブラジル。どうぞお楽しみに。
フェリーペ・ナカムラさんより……
料理は、せっかく海のそばの玉島なので、ムケッカ(ブラジルの海鮮シチュー)を。それから、コシーニャ(ブラジルのコロッケ)なども考えています。
日時:2024年8月17日(土曜日)
16:00〜18:00 クッキング(ご希望の方)
18:00~19:00 お食事
19:00~20:30 お話と演奏、質疑応答
場所:IDEA R LAB 倉敷市玉島中央町3−4−5(駐車場あり)
料金:2500円(お料理込み)
定員:20名
申し込み方法:mail@idea-r-lab.jp 宛に、参加者全員のお名前・ご住所・mailアドレス・緊急連絡先としての携帯電話番号 をお送りください。インスタグラムのメッセージでもお受けいたします。
フェリーぺ・ナカムラ:
倉敷、美観地区東町生まれ
ギタリスト、歌手&作曲家
米国のスクールでジャズを勉強。ブラジルにて音楽のフィードワーク。ボサノバの世界的アーティスト、カルロス・リラの娘ケイリラと共演。その他、マルコス・スザーノ、トニーニョ・オルタ、ジョアン・ドナートなど、ブラジルの世界的アーティスト達などと共演。ブラジル大使館主催のブラジル料理祭に出演。
現在ボサノバに限らずジャズ、ロック、エスニック音楽等ジャンルを超えた活動。フェスティバルやライブハウスで活動。
インドジャズグループ、ナマステクラブでCD作品制作。その他数枚の作品制作。
2023年、カンボジアの子供のアートスクールのドキュメンタリー音楽を担当。
2024年宮古島国際映画祭に出品決定。
玉島の黒崎の海岸に海のサロン「波来荘」パライソを展開。ここは、音楽を中心に文化を発信して行く場所です。
Herbert Hunger a.k.a曽我大穂 公演
【Herbert Hunger a.k.a曽我大穂 倉敷玉島公演】
仕立て屋のサーカスを主宰しCINEMA dub MONKSを率いる曽我大穂が新しく始めたソロプロジェクト【Herbert Hunger】による、テープレコーダ、フルート、ハーモニカ、弦楽器、朗読、電球の光などを交えた映画のようなアートパフォーマンス公演。
入場無料(※会場定員有ります。ご予約をお勧めします)。
■日時:6/28(金)
■時間:18:00開場/19:00開演
■料金:無料(チップ制+ワンドリンクオーダー)
コーヒーと焼菓子:OUR COFFEE https://www.instagram.com/ourcoffee_dtk
■予約:cinemadubmonks@gmail.com (お名前、人数、連絡先)
■会場:
IDEA R LAB 岡山県倉敷市玉島中央町3丁目4-5
または
Material Library 岡山県倉敷市玉島中央町3丁目2-10
※当日の人数によって決定します。
曽我大穂 (仕立て屋のサーカス,CINEMA dub MONKS)
多楽器奏者・舞台演出家。ハーモニカ、フルート、カヴァキーニョ、 鍵盤楽器、テープレコーダ、トイ楽器など音の出るあらゆるものを使った即興の演奏を得意とする。
1999 年、沖縄にてジャムバンド “CINEMA dub MONKS”を結成、バルセロ ナやベルリン、ニューヨークなど世界各地で活動する。
2014 年からは舞台芸術グループ「仕立て屋のサーカス」 を主宰。基本設計を手がけるとともに、全公演で演出・出演を行っている。
「アートの社会実装」を掲げ、歴史学者、文化人類学者、映画監督、地方自治体、 出版社、美術館といった多彩なパートナーと共に作り上げるそのパフォーマンスは、劇場を飛び越え、教育分野や地域コミュニティへと広がっている。
世界の国々の暮らしと文化 vol.5 〜タンザニア〜
世界の国々の暮らしと文化 vol.5 語る布「カンガ」と香り豊かな料理〜タンザニア〜
私たちの身近には、様々な国で多くの経験をして帰国された方が驚くほど多くいらっしゃいます。日々のたわいないおしゃべりの中では、なんとなく聞きそびれていた、それぞれの方の経験、彼の地の人々の暮らし、文化芸術のことなど、あらためて機会を設け、じっくりと聞いてみたいと思います。たくさんの写真を見ながら、そして、その国の料理をご一緒に作りながら、味わいながらのお話の会です。
不穏な動きを見せる世の中だからこそ、様々な価値観や、他国の文化を知ることが、これまで以上に大切になっているように思います。
ドイツ、キューバ、チリ、フランスに続いて5回目はアフリカにあるタンザニア。11回も渡航されたタンザニア通の能勢陽子さんにご登場願います。今回は東アフリカのプリント布「カンガ」の展示もあります。
能勢さんより……
皆さんは「アフリカ」と聞くと、どんな光景が頭に浮かびますか?アフリカ大陸には54もの国があり、話されている言語は2000種類以上と言われています。そこには、「アフリカ」という単語では一括りにできない多様な文化があります。
その中でも、東アフリカのケニアやタンザニアは、野生動物のTV番組やコーヒーのキリマンジャロなどを通じて、一度は国名を耳にしたことがあるでしょう。今回のイベントでは、東アフリカの女性達に愛されている布「カンガ」と、そのカンガにプリントされているスワヒリ語のメッセージ、そして日本人の味覚にも馴染みやすいスワヒリ料理を、今年の2~3月に訪れたタンザニアの写真と動画を交えながらご紹介します。
日時:2024年7月27日(土曜日)
14:00〜18:00 カンガの展示・販売
16:00〜18:00 ここより↓有料プログラムです
クッキング(ご希望の方)
18:00~19:00 お食事
19:00~20:00 お話会
20:00~20:30 質疑応答
場所:IDEA R LAB 倉敷市玉島中央町3−4−5(駐車場あり)
料金:2500円(お料理込み)
定員:20名
申し込み方法:mail@idea-r-lab.jp 宛に、参加者全員のお名前・ご住所・mailアドレス・緊急連絡先としての携帯電話番号 をお送りください。
能勢陽子:
岡山県和気町出身・在住。外国語大学でスワヒリ語を専攻し、ケニアとタンザニアを旅行して以来、スワヒリ語圏の文化と食べ物の美味しさ、人の優しさに魅了される。特にタンザニアへは合計11回渡航し、その滞在期間は通算約10ヶ月間となる。2006年より岡山市内のカフェで小さなスワヒリ語教室を開講すると同時に、スワヒリ料理の教室や、キリマンジャロ登山のお話会、東アフリカのプリント布「カンガ」の展示など、スワヒリ語圏の文化を伝えるイベントを不定期に開催。2004年より岡山県和気町の水行谷神社に奉職。生業としては、2024年4月より岡山県和気町で移住推進業務に携わっている。
○お料理メニュー(予定)
・biriani(ハレの日のごちそうの炊き込みご飯)
・ugali(白いトウモロコシの粉をお湯で練り上げた主食)
・mchuzi wa dagaa(煮干しとトマトの煮込み)
・mchicha na nazi(ほうれん草のココナッツミルク煮込み)
・sambusa(三角春巻き)
・juisi ya parachichi na nanasi(アボカドとパイナップルのジュース)
・kachumbari(トマトと玉ねぎのライム風味サラダ)
※調理からご参加希望の方は、16時に手拭きをご持参の上、ご参加ください。
また、カンガを無料でお貸ししますので、カンガをエプロン風に着用してお楽しみください。
○展示
東アフリカのプリント布「カンガ」と、カンガで作ったこいのぼり
カンガは約160cm×110cmの長方形の綿布で、東アフリカの女性が身に纏ったり赤ちゃんをくるんだりして、日常的に使用しています。額縁のような縁取り模様と様々なモチーフに加え、東アフリカの主要言語であるスワヒリ語の言葉がプリントされています。カンガは「語る布」と呼ばれ、その言葉には、神様を賛美したり、愛する人への想いを伝えたり、また時には他者への皮肉を込めたりと、様々な意味が込められています。
会場では、いくつかのカンガにその言葉の翻訳を添えて展示します。また、こいのぼりのトップメーカーである株式会社徳永こいのぼり(和気町)さんのプロの手仕事により、カンガで仕立てられたこいのぼりも展示します。展示品とは別に、カンガの販売およびカンガこいのぼりの受注も行います。(販売用カンガは、今年5月の展示イベントで販売していたもので、それ以降の新規入荷はありません)
Cleaning Day Tamashima 5/25
㊗️クリーニングデイ・ジャパン10周年!!!
フィンランド発のアップサイクル・カルチャー・イベント「クリーニングデイ」、
IDEA R LABは初回より継続して参加しています。
毎年5月と8月の最終土曜日が実施日です。ということはもう20回目くらいになるのでしょうか!!!
今年は5月25日です。
今回はゆるーく、IDEA R LABのみで実施いたします。
小学生からのリクエストにお応えして、拙著「じぶんでつくろう こどものしゅげい」(福音館書店)のメニューの中から、ワークショップを実施します。
人数が集まれば、ご希望により、廃材カードゲームで遊ぶこともできます。
また、10周年をお祝いして、全国のクリーニングデイ実施仲間を繋いでのオンラインパーティも予定しています。IDEA R LABでも19時よりプロジェクターでその様子を上映しつつ、皆と祝杯をあげたいと思います。各地の様子をお知りになりたい方、クリーニングデイの仲間の雰囲気を味わいたい方は、良いチャンスです。ぜひお越しください。
メニュー・・・・・
***ワークショップ
❶Tシャツを使ったトートバック
❷フェルトのボタンかざり
❸ソックスでつくるベルト
+
④廃材カードゲーム(4人〜6人)
***ミニマーケット
❺フリマ クリエイティブリユースのものづくりの試作品や、服、とっておきの廃材なども並びます。❻LAB GARDENのハーブや桑の実もお目見えしますので、ジャムやお料理に使ってください。
実施日時:5月25日(土) 13:00~20:00 (19:00〜20:00オンラインパーティー上映)
いずれも予約不要・自由に入ったり出たりしてください
実施場所:IDEA R LAB 倉敷市玉島中央町3−4−5 駐車場有
ワークショップ参加費:❶❷❸のワークショップは、お一人それぞれワンコイン(500円)